仕事に抱える悩み
アラサー女子は、結婚や出産、育児に加えて会社での立場など、ライフステージにおいて様々な変化を迎えるにあたり、今後のキャリアやライフプランを考える世代です。
いろいろな転機が訪れる難しい時期となりますので、仕事の悩みも大きく膨れ上がります。
アラサー女子が抱える悩みには、どのようなものがあるのでしょうか。
厚生労働省が調査した結果によれば、働く人が仕事で悩む事柄について、「仕事の質や量」が第1位となっています。
続いて第2位には「仕事のミスや責任が発生すること」となり、第3位は「セクハラやパワハラを含む対人関係」という結果です。
第4位は「役割や役職の変化など」、そして第5位には「会社の将来性への不安」と続きます。
これはアラサー女子にも当てはまる内容であり、特に多いのは「上司に評価されない」「職場の人間関係にストレスを感じる」というものです。
逆に、「昇進して役職が変わり、仕事の質が変わったこと」という人もいます。
そして忘れてはならないのが「やりたい仕事への転職」というキャリアアップについての悩みも、アラサー女子であるゆえの悩みと言えるでしょう。
悩みを解決する方法
アラサー女子の悩みは、対人関係、仕事内容、キャリアアップの大きく3種類になります。
これらの悩みを解決するには、まず客観的に自己分析をしてみることを試してみてください。
「職場の先輩がなぜか自分にだけ冷たい」という悩みの場合、本当のところは先輩に聞いてみないとわかりません。
ですが、自己分析をすることによって、「会議の時のわたしの態度に問題があったかもしれない」と状況を判断することができるようになります。
悩みの原因がわかれば、自然とどう対処するべきか、問題解決に繋がる糸口が見えてきます。
「4S理論」とは?
問題を解決する際には、「4S理論」という、転機を乗り越えるために役立つ考え方があります。
状況(Situation)・自己(Self)・支援(Support)・戦略(Strategies)の4つの言葉の頭文字から4Sと呼ばれています。
「状況」は、自分がおかれた現状についてのメリットとデメリットなどを書き出し、自分でコントロールできる事項とできない事項を分け、コントロールできる事にだけ注視し、気持ちを切り替えます。
「自己」とは、自分が最優先する事、どんな自分でいたいかを書き出し、それが今の会社で実行可能かどうか判断します。
内容としては、残業や休日出勤はしないで家族との時間を第一にしたい、いずれ好きなクラフトを仕事にしたい、といった事柄です。
「支援」とは、問題を解決するために、相談したり情報を得られる場所や機関、受けられるサポートについて書き出します。
家族や友達、上司や会社の窓口、会社では相談できないという場合は、外部のコンサルも考えてみましょう。
この3つのSをふまえて、具体的に転機を乗り越えるための行動を書き出すことが「戦略です。
悩みや不安を抱えるアラサー女子は、ぜひ参考にしてみてください。