美しい女性
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医療脱毛とは

医療脱毛とは、医療資格保有者(医師・看護師)が実施する脱毛のことです。このため、資格のない人が医療脱毛を実施できません。クリニックや病院の皮膚科や形成外科で医療脱毛を受けることが可能です。

ここでは医療脱毛の利用者状況や脱毛の種類、脱毛後のケア方法などをご紹介しています。

ムダ毛を処理して、キレイな女性を目指しましょう。

永久脱毛はない

はじめにお伝えしておきたいのが「医療脱毛を受けてもムダ毛は完全になくならない」ということです。

「永久脱毛」と謳っているクリニックもあるため、施術を受けたらムダ毛を気にする必要はないと考える人も多いでしょう。しかし、クリニックや病院などで歌っている「永久脱毛」にはきちんとした定義があります。

米国電気脱毛協会(American Electrology Association)が提示した定義は「最終脱毛から1ヵ月経過後の毛の再生率が20%未満であること」です。また、アメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration)は「6ヵ月経過時点で67%(身体の2/3)の毛が減っている状態」を永久脱毛と定義しています。

そのため、永久脱毛を受けても少なからず毛が残る場合や、6か月後にまたムダ毛が生えてくる可能性があるのです。施術を受ければツルツル肌が手に入るわけではないことを、まず知っておく必要があります。

社会人から医療脱毛の利用が多い

マーケティングリサーチ企業のマクロミルが、全国の15歳~39歳までを対象に「ムダ毛に関する意識や美容脱毛・医療脱毛の利用者人数」を調査したところ、男性よりも女性のほうがムダ毛の悩みを抱える人が多いことがわかりました。また、男女ともに「年齢が若いほどムダ毛に悩む人数が多い」ということも調査結果から明らかになりました。

美容脱毛・医療脱毛の利用経験率では、10代よりも20代・30代が多い状況です。このことから働き始めてから美容脱毛・医療脱毛を利用していることがわかります。

10代は勉学にいそしむ時期であり、働いて収益を得る人も少ない傾向にあります。さらに10代で医療脱毛を受ける場合、保護者の同意書を必要とします。そのため、ムダ毛に悩んでいても金銭的事情や保護者の同意を得られずに、脱毛を我慢する人が多いと考えられます。

脱毛の種類

脱毛の種類は「光脱毛」「ニードル脱毛」「医療レーザー脱毛」の3つに分類されます。
それぞれの脱毛方法によってメリット・デメリットがあります。各脱毛方法の特徴をチェックしながら自分に適した脱毛方法を探していきましょう。

光脱毛のメリット・デメリット

光脱毛はフラッシュ脱毛とも呼ばれています。脱毛する部位に光を照射して毛根の力を弱らせます。広い範囲に光をあてることが可能で、1回あたりの施術時間が短いのが特徴です。出力する光は弱く、刺激が弱いため、敏感肌でも受けやすい脱毛法です。

光脱毛のデメリットは、出力レベルが弱いぶん、1回の脱毛効果も弱いことです。脱毛効果が得られにくいため、脱毛に通う回数も多くなりがちです。黒い部分に反応する機器を使うので、日焼け肌には大きなダメージが加わるおそれもあります。

ニードル脱毛のメリット・デメリット

ニードル脱毛はムダ毛一本一本に高周波や電流を流し込み、毛根にアプローチする施術です。医療レーザー脱毛と同様に、効果のある脱毛方法です。

メラニン色素が含まれていない白髪や色素の薄い毛にも効果が期待できます。

しかしニードル脱毛では、3つの脱毛方法のなかで痛みが最も強いといわれている施術です。電流を流す施術に耐えるのはなかなか厳しいかもしれません。

毛穴一本に専用の針を使うことになりますので、毛の本数が多いほど施術時間も長くなります。毛の本数に応じて針の本数が増えるぶん人件費もかさむため、高額になりがちな脱毛法です。

医療レーザー脱毛のメリット・デメリット

医療レーザー脱毛では、メラニン色素に反応する機器を使用します。メラニン色素に反応するレーザーを照射します。毛母細胞や毛乳頭といった細胞にレーザーを照射し、毛が生えないようにする脱毛法です。

光脱毛よりも脱毛効果が高く、ほとんどのムダ毛処理が期待できます。1回の施術で広範囲にレーザーを照射するため、高い効果が得られます。脱毛回数も少なくて済むのも大きな魅力です。

しかしレーザーの出力量が大きいため、そのぶんの痛みがともないます。痛みに耐えられる部位はまだしも、デリケートゾーンはより痛みを感じやすく、途中で施術を断念してしまう人も珍しくありません。また、黒い部分に反応する機器を使用するため、日焼け肌、敏感肌の人にはあまり適さない脱毛です。また、医療レーザー脱毛が使える時期は毛周期が「成長期」のときのみです。時期によって医療レーザー脱毛ができない点に注意しなくてはなりません。

比較的施術回数の少ない医療レーザー脱毛ですが、そのぶん、費用もそれなりにかかることを念頭に置きましょう。

脱毛後はアフターケアをしっかり行なう

脱毛後は少なからず肌にダメージが残っています。肌が荒れることのないよう脱毛後のアフターケアも意識しましょう。

脱毛当日はシャワーだけにする

脱毛後の当日は、肌が軽いやけどを負った状態になります。そのため体温を上昇させてしまう行動は避けましょう。バスタイムでも湯船につかることを避けて、シャワーでさっと身体を洗い流す程度にしましょう。タオルで身体をふき取る際も、強く肌にあてるのではなく、水気を取るくらいの軽い力で済ませましょう。

日焼けに注意すること

紫外線に注意することも大切です。脱毛によって肌が敏感になります。ふだんよりも紫外線に弱くなるため、極力日光に当たらないよう意識したり、外出するときは日よけ傘をさしたりするなどの工夫をしましょう。

特に医療レーザー脱毛や光脱毛では、メラニン色素に反応した脱毛方法を実施します。日焼けをすると脱毛ができなくなるので注意しましょう。

保湿をしっかり行なうこと

クリームや化粧水を脱毛箇所に塗り、しっかり保湿しておきましょう。これは、肌の弱った部分を保湿成分がカバーしてくれるからです。

たとえば、保湿によって肌が焼けてしまう可能性を軽減したり、色素沈着や肌のごわつきを抑えたりします。脱毛箇所はもともと備わっている肌のバリア機能がはがれてしまうため、それを保湿で補うのです。

お酒を控えること

脱毛後に体温が上昇すると肌があれる原因になります。ただ、脱毛期間中に仕事の飲み会のようにどうしてもお酒の席に出席する人も多いはずです。少量のお酒なら問題ありませんが、飲み過ぎないように注意しましょう。もし、飲酒後に肌が赤くなったり、かゆくなったりした場合は脱毛施設がだす軟膏を塗りましょう。

脱毛は自身に合う方法を

脱毛方法は適切な脱毛方法を選ぶことが大切です。

体質や毛量、脱毛で出せる金額は人によって異なります。

どの脱毛法も1回で済ませられるものではありません。1回のサービスを利用するときにかかる費用や医療脱毛を担当する医師の実績情報を前もって集めましょう。

カウンセリングは無料で行なっていますので、一度訪れてみてどこの部位を脱毛したいのか医師に伝えてください。カウンセリングを受けた後、迷いを感じる場合は複数のクリニックや病院などに足を運ぶことをおすすめします。