制度の内容
ニュースでも話題になっていた幼児教育・保育の無償化が、ついに2019年10月から全面的に実施されることが決まりましたね。
近い将来結婚する(予定)のアラサー女子としては、内容をしっかり理解しておく必要があります。
幼児教育・保育の無償化の具体的な内容とは、幼稚園・保育園に通学する3歳から5歳の子供と、住民税非課税世帯の保育所に通学する0歳から2歳の子供を対象に、費用が無料になるという制度です。
制度の目的
幼児教育・保育の無償化は、2018年の12月に取り上げられた政策で、新しい経済政策パッケージの1つとして閣議決定されました。
教育の無償化は、これからの日本の将来を切り開くために必要となる「人づくり」のために掲げられたとされています。
少子化問題が深刻となる現代社会において、このまま現状が悪化の一途をたどれば、いずれ時代を切り開く原動力が失われると危惧されたことが背景にあるのでしょう。
制度によるメリット
共働き、およびシングルで働きながら子育てをしている世帯において、3歳から5歳の子供を対象に、2019年10月からの保育所、認定こども園、障害児通園施設の利用料が無料となります。
他にも、認可外保育施設、幼稚園の預かり保育の場合は各施設の利用料のうちひと月当たり3.7万円まで、幼稚園では2.57万円まで補助を受けることができます。
専業主婦(夫)世帯の場合では、3歳から5歳の子供が通う認定こども園と障害児通園施設が無料、幼稚園ではひと月当たり2.57万円まで補助を受けることができます。
子供を育てている人にとっては、大きく変更となるポイントは、保育所と幼稚園、認定こども園の保育料の負担がかなり軽減されることになることです。
世帯の所得額に関係なく、3~5歳までのすべての子供が対象となりますので、これから出産予定のある人にとっては、どこに預ければよいかを考えやすくなりますね。
ただし、認可外保育施設の場合は無料にならない可能性があることに注意しましょう。